Webデザイナーという仕事のメリット・デメリットって何?

Webデザイナーという仕事のメリット・デメリットって何?
Webデザイナーとして10年ほど働いた私がWebデザイナーのメリットデメリットを紹介していく。

Webデザイナーって何?

知らない人がいるかもしれないので軽く紹介しておくとインターネットのホームページをデザインして動くようにする仕事のことである。

見た目を設計する仕事だったり装飾をする仕事だったりそれをパソコンで綺麗に見ることが出来るように裏側を構築する仕事など幅広い技術が求められる仕事

Webデザイナーのメリット

デザイン
まずはメリットを書いていこう。

デザインソフトが使える

フォトショップとかイラストレーターをバリバリ使う仕事で基本的に誰もがショートカットを駆使できてなんかかっこいいデザインを作れる。

InDesignを使うこともあるし、Flashを使うこともあるし、After Effectsなんかも使える人がいる。そんなクリエイティブなソフトを使いこなせるっていうのはなんかかっこいい。

実務でバナーデザインやLPデザイン、メルマガデザインをやっているうちにデザイン技術も学ぶことができるのでかっこいいデザインを作るセンスが身につく。

無駄にかっこいい年賀状作っちゃったり名刺デザインしちゃったりそういうのが出来るのもこの仕事の特権か。

パソコンに詳しくなる

基本パソコンで仕事をするのでいろいろやっているうちにパソコンに詳しくなってくる。エクセルとかWebデザインにはかなり不可欠なソフトで上手く使えば非常に時短ツールになる。

プログラミングをかじるとVBAで色々簡単に処理できるソフトを作っちゃったりする。

ウェブサービスについてもかなり色々使いこなせる技術力が身につくのが当たり前でGithubやgoogleドライブなど多分一般人は使わないようなウェブサービスも駆使する。スカイプやらドロップボックスなんかは使いこなせて当たり前。

ただ、ぶっちゃけWebデザインに関してはプロレベルの知識があるものの一般人の使っているよくわからない年賀状作成ソフトについて聞かれても「それはしらんがな」ってなる・・・。

パソコンがフリーズしたって相談されてもそれも私の守備範囲ではないのでカスタマーサポートの電話番号を教えるぐらいしか出来ない。

自分でサイトを作ることが出来る

画面
当たり前だが自分のサイトを作りサーバーを借りたりすれば世界に向けて発信することが出来る。プログラミングの知識があればWebサービスなんかも自分で運営することも可能。

そうなると自分でビジネスのアイディアが浮かんだらすぐにウェブサイトを作成しビジネスをスタートできる。私の周りの人もウェブサービス作って世界へ発信している人は多い。

色んな企業のサイトを作れる

私が関わってきた仕事だけでも不動産系、政府系、メーカー系、機械系、工務店関係、エステ関係、EC系とかなりメジャーな企業のサイトを作ってきた。

そういう普段聞いたことのある企業のサイトを作れるというのは割りと誇らしい仕事でいろいろな人が見たり使ったりするサイトを作れるのは貴重な体験でもある。

またサイトを作っているうちに特に興味のない分野の知識がかなり身につき、私の場合車関係のサイトを作りすぎて車を後ろから見るだけで何年式のどこのなんていう車かがすぐにわかってしまう。別に使う機会が他にないのが残念だが。

どこでも仕事が出来る

Webデザイナーイメージ
家で会社のPCを動かせるように設定しておけばリモートでアクセスして仕事ができる。セキュリティ上出来ない場合もあるがプロキシを使うなどの抜け道はある。

そういうことをしなくてもIP制限が無いならFTPの接続データを使って家からサイトの修正ぐらい出来る。

ソフトが家のパソコンにあれば出社しなくても仕事は可能。ただ24時間働ける状態になってしまうので在宅勤務はあまりおすすめではない。

手に職がつけられる

Webデザイナーは技術職なのである程度のレベルに達すれば一生食いっぱぐれることはない仕事だと思っている。ただ、特に国家資格が必要な仕事ではないため参入障壁が非常に低い。

そのためある程度のレベルに早く達する必要性があるので勉強はかなり必要。あと勉強だけではなく実務経験も同時に必要となってきて最低3年は必死で働く必要性があるだろう。

昔の歌に「涙の分だけ強くなれるよ」って言う歌詞があったけどWebデザイナーの場合「炎上の分だけ成長できるよ」という言葉に置き換えたいぐらい炎上で強さが増す。終電、徹夜をどれだけ味わってきたかがそのWebデザイナーの価値となる。

そんなわけで5年ぐらい働いていれば炎上する案件は10個以上は経験しているはずなのでそのレベルだと一生食っていける。逆に適性が無ければ5年以内に皆辞めて別の職種にジョブチェンジしている。かなり目の粗いふるいに書けられて淘汰されるのがこの仕事。

Webデザイナーのデメリット

デメリットイメージ
光があれば闇があるということでWebデザイナーのデメリットについても書いていこう。

給料が安い

2014年で平均年収340万円程度と給料が良いとは言えないレベル。私も最終的にだいぶ増えて年棒制で360万円だった。

ただ、フリーランスとなると話は別で優良クライアントと直接仕事ができれば年収数千万円も夢ではないレベル。でかい会社ならWebの予算が年間数千万になるためそういうところと直接やり取りできればいくらでも年収は増やせるだろう。

納期の前は非常に忙しい

リリース予定日が決まっていたりすると新聞広告やテレビ広告が始まったりする事があり納期は伸ばせない。

そうなればたとえクリスマスだろうが正月だろうがゴールデンウィークだろうが普通に営業日で朝から晩まで仕事をすることになる。晩に仕事が終わればいいほうで朝になっても仕事が終わらないこともある。

年末年始は通勤電車がスッカスカで信じられないぐらい座れる。

サーバーとかネットワークとかもやってる会社の場合休みの日にメンテナンスやったりしてその仕事を手伝わされたりすることもある・・・。

守備範囲が広い

学習意欲が異常なほど強くないと中々続かないぐらい守備範囲が広い仕事

まずデザインについての知識が必要でサイトの見やすい配色とか人間の視線の動きによりどこにナビゲーションを配置すれば使いやすいかなどの知識が必要。

次にコーディングもかなり色々なテクニックが必要でHTMLとCSSを熟知する必要性がある。

その他にもJavaScriptやPHPなどの基礎的な書き方のようなものを知っておく必要がある。jQueryやWordPressなどはWebデザイナーなら必須レベルで最近ではTwitterやFacebookなどのAPIについての知識などもある程度必要になっていると感じる。

またWebマーケティングの知識も必要とされる場面があり、アクセスを増やすためにはSEOを始めとして、どういうことをしなければならないかは色々と知っておく必要性があるだろう。

イライラする仕事が多い

画面
デザイン修正や文言修正などの戻りが多い仕事で色々修正した結果最終的に最初のやつに戻すとか「これ実装して」って非常に難易度が高いことを気軽に言ってきたりデザイン的に面倒くさい上にユーザービリティー的にどうなん?と言うようなことを言ってきたりと基本的にイライラすることがとても多い。

私の中の結論としては1%の「楽しい」のために99%の「苦しい」に耐えられる人しか向いてないという結論に至った。1%楽しいからウェブデザイナーはやっていける。

Webデザイナーのメリット・デメリットまとめ

Webデザイナーと言うとイメージ的になんか手に職つけることが出来てITだしこれから伸びそうで難しいことやってそうななんかかっこいいイメージがあった。

でも8年間働いて感じたメリット・デメリットはこんな感じだ。

多分好きじゃないと続かない仕事だと思う。

あと始めるなら行動力や学習意欲の強い20代がおすすめだろう。30・40代になるとどうしても学習意欲も体力も落ちてくるし、給料も低いので続けづらい。

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