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ウェブ制作費を値引き要求し続けるのは無意味

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ウェブ制作費を値引き要求し続けるのは無意味
最近、取引先がやたら値引き要求を繰り返している。

だが、値引き要求を繰り返すことに何の意味もなく、なんなら自分で自分の首を絞めていることになる理由を書いていきたい。

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値引き要求はたまになら問題ない

初めて使う制作会社に対して値引き要求をするとか、どうしても予算が足りない時にだけ値引き要求するぐらいならある程度値引きは効果があるだろう。

初めて仕事をもらう会社はどういう会社なのかわからないのでとりあえず高い見積もりだしている可能性もあるし、今後の仕事を取れれば元が取れるという感じで最初は値引いてくれる可能性がある。

どうしても予算が足りない時など、信頼関係の出来ている会社なら赤字になっても今回だけはと引き受けてくれる可能性もあるだろう。
なのでたまになら問題なかったりもする。

毎回値引き要求すれば見積もりが上がるだけ

うちのクライアントはほぼ毎回値引き交渉をしてくる。99%は値引き交渉してくると言ってもいいレベルだ。本当に安い5000円とかの案件だとかもう無料にしてもいいってレベルの仕事だけちゃんと払ってくれるのだが…。

そんなクライアントから見積もりを依頼された場合、下請けとしてはどうするのか?というともちろん値引き要求を盛り込んだ価格で見積を提出する。

20万円ぐらいの仕事だろうと思ってもどうせ10%とか20%の値引きが来るから最初から25万円の見積もりを作るわけである。

結局値引き交渉をしても元々予定していた額の支払いになるわけであり、下手すると20%上乗せされているのに10%しか値引きできずに予定していた額よりも多く支払う必要が出てきたりする。

相当強引な値引き交渉をしなければ適正価格にならない状態になれば常に損をし続けることになるだろう。

すなわち、毎回仕事を発注する会社に対しての値引き交渉は割高な見積もりを提出させるだけの愚策ということになる。

値引き交渉されればスタッフのやる気がダウンする

ウェブ制作のように元々価格があってないような仕事の場合、仕事のクオリティーは予算によって変わる。

これが既製品で10万出そうが100万だそうが同じ物しか手に入らない場合、値引き交渉したほうがお得になる。トヨタのカローラを200万円で買っても150万まで値引いてもらっても物は同じであり、値引いてもらったほうが得をするわけである。

これがオーダーメイドのものの場合、最初に「予算30万円でスーツを作ってくれ」というのと「予算10万円でスーツを作ってくれ」というのでは出来てくるものに差が生じるのはしょうがないことである。
予算30万円のスーツには上等な生地を使うし、縫製も熟練した職人がやるが、10万円の方だと高く見えるけど安い生地で見習いレベルの職人が縫製を担当することになるかもしれない。それは予算が違うのでそうなるのである。

これはWeb制作でも同じことで、予算が10万円と30万円では納品物に差が出来る。ウェブ制作会社は工数管理をしており、この仕事なら何時間で終了しそうだからデザイナー、プログラマー、コーダーの時給に販管費や税金、その他の経費などを上乗せしてこの価格なら利益が何%確保できると考えている。

利益が上乗せできないレベルの仕事の場合、断るか、クオリティを下げるだろう。

通常当然行われるべき2重チェックが工数不足で一回しか出来なくなるし、当然行われるべきIEでのチェックや旧バージョンのアンドロイドでのチェックなども行わなくなる。それは工数が足りないので出来ないからだ。予算を削るということは後々バグが出てしまう可能性を上げるということになる。

エンジニアやデザイナーの士気が下がる

更に、私のようなフロントエンドエンジニアからするとディレクターから今回予算これだけしか無いからあまり工数をかけないでとか言われるとマジでモチベーションが下がる。

デザイン費用が1日分しか出ないなら1案か2案しか出ないのは当然であり、練る時間が無いのでどこかで見たことのあるようなデザインを提出するしかなくなるだろう。これが2日分、3日分の費用があるのなら案は3案でも4案でも出せるし、色々なデザインを練ることが出来るので明らかにいい感じのデザインが作れる。

コーディングに関しても予算が潤沢にあれば工数をかけることが出来るので、同じコーディングでもメンテナンス性を考えたこだわりのソース作りが可能で視認性を向上させ誰にでもわかりやすいコードを書くことが可能だ。随所にコメントを丁寧に書いて置くことも可能である。
組み方が微妙な部分は途中でもまた1からやり直したりすることも出来るだろう。

これが予算が無く、工数かけないでって言われれば視認性を犠牲にした自分だけわかればいいコードになるし、自分でも後々見直したら何やってるのかわからなくなるレベルのソースになる可能性もある。組み方も考える時間が無いのでとりあえず動けばいいという感じで冗長だけど簡単に組めるやり方でやるしかない。
こうやればもっと処理が早くて良かったのにと途中で気づいてもそのまま進めてとりあえず納品することになるだろう。

値切ることは無意味だし、後からつけを払うだけ

値切りまくれば、最初に予算を削れて良かったと思うかもしれないが、WebサイトやWebサービスのようなものは使ってなんぼのものであり、必ずメンテナンスや改修が必要になってくる。

そう考えると結局最初に費用をかけなかったことで後々バグが見つかったり、拡張のことを考えていないコーディングになってちょっとした変更にも無駄に高い修正費用が発生してしまう可能性が高い。

値引きではなく、見積もりに対して10%上乗せするから後々のことまで考えたちゃんとしたサイト設計にしてくれという方が良い方向へ進むだろう。

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