ウェブ制作には応用力が重要

ウェブ制作には応用力が重要
フラッシュサイトを構築するフラッシャーやWebデザイナー、Webディレクター、Webプログラマー、フロントエンドエンジニアなどWeb制作の業界で長く生きてきて思うのはこの仕事は応用力がかなり重要な仕事だということ。

応用力とは何なのか?だが、やりたいことをどうやれば実装できるのか?を考えることの出来る力のことだ。


例えばだが、10という数字を作る時、1+9で作ることも出来れば2×5で作ることも出来る。両方とも10を作れるので正解ではあるが足し算でやった方がいい場面もあれば掛け算でやった方がいい場面もある。

状況によっては1という数字の隣に無理やり0をつけて10を作り出すこともあるし、10000という数字から擬似的に000を隠して10を表示させることすらある。

もちろんやり方が分からなければひたすら1+1を続けて100を作り出すことだって出来る。やりたくはないがそれしか思いつかなければそれをやるしか無い。

応用力を身につけるには基本を繰り返すしか無い

ではどうやったらこの応用力を身につけることが出来るのか?であるが、それは数をこなすしか無い。数をこなせば色々なやり方に出会う。それを全てストックしておけば臨機応変に使うことが出来るようになる。

目の前にある木からちいかわの置物を作れというような仕事が入れば、まず木をのこぎりで切り倒すor斧で切り倒すorブルドーザーで押し倒すという選択肢からベストなものをチョイスし、倒したら細切れにするための方法を選択し、細切れにしたらナイフで形を削るかレーザーカッターで自動的に整形するか…。

やり方はいくらでもあるのでベストなやり方を選択して実行する。

このやり方がたくさん無いと途中で出来ないとなってしまう。

上記の例で言えば木を切り倒す時、のこぎりしか選択肢がなければのこぎりを調達できなければ仕事がそこで止まって実行出来ない。
私は色々な仕事をしてきたので木を切り倒す方法がのこぎり以外にもブルドーザーで押し倒す方法だったり、ロープで引っ張って引き倒す方法も選択できる。

こんな裏技的方法を思いつくには色々な仕事をこなしてこなければ無理。

最近の案件で応用力が求められた事例

最近、これどうやって実装するん?と思った実例を紹介するとワードプレスでニュースを作成するのだが、カテゴリーを複数設定するがトップページの最新記事一覧の部分に複数のカテゴリーが並ぶのがきれいじゃないので任意のカテゴリー一つだけ表示させるという制作依頼があった。

普通に考えて複数のカテゴリーを設定するということ自体、サイトの構造的にあまり望ましいものではなく、通常はカテゴリーの下層にページが来ることを考えるとカテゴリーは常に1つとなる。

それを複数のカテゴリーで管理する状態になるだけではなく、そのうちの任意のひとつをメインカテゴリーとしてトップページに表示させる…。そんな運用やったこと無い。多分ワードプレスでは無理でしょ…。

複数設定されたカテゴリーのうち、idの若い物をひとつ表示させるとかなら出来るのでそれで勘弁してもらうか?とか考えていたが、今までの経験をたどるとメインカテゴリというものを設定できる事に気がついた。

それがプラグインのYoastSEOというものでこのブログにも設置しているものなのだが、URLにカテゴリーが含まれている場合、複数カテゴリーがあるとURLが複数になり、同一コンテンツが重複するというSEO的に望ましくない状態になるのを防ぐための機能としてメインカテゴリの設定がある。

この機能を使うと任意のカテゴリーをメインに出来て、複数のカテゴリーの内ひとつだけトップページに表示することが出来た。

まぁ大した応用力の必要な案件でもなかったけどYoastSEOというプラグインを知らなければそういう機能はワードプレスでは作成できませんと答えざるを得なかったわけである。

Web制作は応用力が大事のまとめ

他にもたくさんの応用力が求められる事例ばかりで常に脳を使いまくっている。クライアントからわけの解らない機能追加要求をされるたびにどうやって実装しようか…と脳が千切れそうに悩む。

脳が千切れそうになるほど悩んでやっとの思いで実装できたけどやっぱりその機能いらんかったわ!とかで没になることもしばしばあり、ぐったりすることもある。それでもその経験はまた次の案件に使える引き出しになるのである。

毎日引き出しを増やし、フルパワーで全ての引き出しを使って機能を作り続ける仕事なので、多分この仕事を続けていく限りボケないだろうなぁと思う。

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